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- 戦場の花嫁
戦場の花嫁 作者: あろえ 海に浮かぶ、たった1つの島 そこでは東西に分かれた2つの国があった。 『帝国』と『公国』 2国は数百年の間、戦争と休戦を繰り返してきた。 そんな、多量の人命を失わせてきた戦場にて。
- 戦場の花嫁 - 小説家になろう
戦場の花嫁 作者: 杏樹 名前はレスティナ。 山岳国家レオパルドスの王女でしたが、王妃の策略で政略結婚することになりました。 中央大陸の文化では十代での婚約、結婚は王室にとっては当たり前。 でも私、二十四歳です。 相手は九歳も年下。
- 戦場の花嫁 - 序
白銀の世界は何者にも侵されることはない。 静寂に包まれた深い森の中、古色蒼然たる樹木が生きる奥深く太古の自然が息づくそこで、ただひっそりと森の鼓動を感じている者がいた。 一人きりの孤独な瞑想の中、ふと、違和感が生じた。
- 戦場の花嫁 - 身を潜める闇
充分な広さのある大広間に鮮やかな正装と装飾品で着飾った紳士淑女の人の波。 彼らがざわめきを潜め、入り口から入ってくる人影の為に道をあけた。 それに無意識に目を細めた。 会場に入ってきたのは濃く甘い香水の香りを振りまく貴婦人だった。
- 戦場の花嫁 [作品情報]
海に浮かぶ、たった1つの島 そこでは東西に分かれた2つの国があった。 『帝国』と『公国』 2国は数百年の間、戦争と休戦を繰り返してきた。
- 戦場の花嫁 - 悲哀に染まって
「王妃に挨拶するだけなのに何を待つ必要があるのです? 冷水を浴びせられたようにアラーネアはぎょっとした。 振り向いた先にレスティナがいた。 認めたくない。 認めたくないが、レスティナは若々しく美しい女だった。
- 戦場の花嫁 - 言いたいことはそれだけか
「何故君が怒るのか理解できないな。 今回のことは君が言い出したんだろう? アルヴァルチアに嫁ぎたくないと君が拒否したから矛先が私に向かっただけのこと」 「………貴女の事だから承諾しないと思っていましたけれど」
- 戦場の花嫁 - 真実 ⑦
私はいつまでも彼の手を握り続け、彼から目を離さなかった。 こうして、18年の長きに渡って続いた戦争は······多大な絶望を 爪痕 つめあと として遺しながら、終結したのであった。
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